仕事とMS
職場にどう伝えますか
MS(多発性硬化症)について、特に目に見える症状が無く、一見してMSの影響を受けていない場合には、勤めている職場(雇用者や上司、同僚)に病気のことを話すかどうかを迷うかもしれません。話すことでより働きやすい環境を得る場合もあるかもしれませんし、逆に、仕事を続けにくくなることもあるでしょう。これらをふまえながらよく考えて決めてください。
以下に、会社にMSであることを話した場合に考えられる話すことと話さないことでどんな利点と欠点があるか、これまでの経過や現在の病状、仕事の状況、利点と欠点をご説明します。
MSについて話すことの利点
  • MS(多発性硬化症)であると話すことで、心の中の不安感が軽減されることがあります。多くのMS患者さんは「隠しているのは話すよりもストレスが大きい」と話しています。公表すれば、困難なことが生じた場合に、必要な職場の援助について話し合うのも簡単になり、理解や援助を得やすくなります。
  • 「疑惑を取り除く」ことで、MSであるということに対する他の人の反応を理解することができます。同僚が自分をどのように理解し、扱うだろうかについて知ることができます。周囲の人々に対して、より正直に応じることができるようになります。
  • 過去の職場の関係者または照会などによってMSであることが偶然明かされるのではという心配から解放されます。
  • 職場の上司にMSであることを話すと、MSの性質について、特に周囲からはみえにくいあなたの症状に関して上司や同僚に相談しやすくなります。また、将来状態が変化する可能性について雇用者(雇い主)と話し合うこともできるようになります。
MSについて話すことの欠点
  • MSで(多発性硬化症)あるために仕事上で冷遇される恐れ、たとえば昇進、訓練などの拒否
  • 同僚や他の人の反応についての恐れ
  • 重要な仕事を任せられない恐れ
  • 仕事に何か間違いがあった場合にMSの障害のせいにされるという恐れ