MSの治療法について
インターフェロンベータ1b

インターフェロンベータ1bは、人のリンパ球などから分泌されるインターフェロンベータという物質を製剤化したもので、多発性硬化症の再発予防・進行抑制を適応とした日本で初めての薬剤です。  

インターフェロンベータ1bには、多発性硬化症の発作の回数を減少させ、症状の進行を抑制する効果があります。また、脳の磁気共鳴画像(MRI)による臨床試験では、多発性硬化症の病巣を小さくすることが認められています。

インターフェロンベータ1bは日本やアメリカ、ドイツをはじめとする100カ国以上で承認され、世界中のMS患者様に使用されています。 インターフェロンベータ1bはMS治療において世界中で最も多く使用されているインターフェロンベータ製剤の一つです。


副作用はありますか?

比較的多くみられる副作用としては、発熱や倦怠感などの「感冒様症状」や、皮膚の変色、痛み、腫れなどの「注射部位反応」があります。しかし、これらの副作用は時間の経過とともに少なくなる傾向にあります。

感冒様症状に対しては、寝る前に注射することによって症状による影響をかなり抑えることができます。非ステロイド性抗炎症剤の服用も有効です。また、注射部位反応に対しては、注射部位を毎回変えることで、ある程度防ぐことができます。

妊娠中や授乳中も使えますか?

妊娠期間中はインターフェロンベータ1bは使えません。妊娠した場合は注射を中止して主治医や看護師に連絡してください。

また、安全性への配慮から授乳期間中はインターフェロンベータ1bの投与を中止します。インターフェロンベータ1bを再開する際には、授乳は中止してください。