MSの診断
その他の検査

診察した後に神経内科医は、患者さんがMSであると診断するかもしれません。しかしMSと確定診断するには、臨床所見を裏付けるための臨床検査結果が必要です。この結果で、確定診断をすることができるようになります。

磁気共鳴撮像法(MRI)も必要な場合に実施されます。

また、次のような検査が実施されることもあります。


脳脊髄液(CSF)検査
脳脊髄液(CSF)を検査するために、腰椎穿刺によって脳脊髄液が採取されます。脳脊髄液の分析では、白血球(免疫細胞)数の増加またはタンパク質の濃度や抗体の上昇について検査されます。オリゴクローナルバンドの存在はMSの特徴であり、MS患者さんに認められることがあります。ほかには髄膜炎患者さんでもみられます。オリゴクローナルバンドの検査はすべての患者さんに実施されているわけではありません。
誘発電位
誘発電位では刺激が脳に達するまでの必要な時間が測定されます。具体的には聴覚、視覚、体の感覚などから刺激を与えその伝わりを測定します。この検査法は痛みのないものですが、頭に電極をつけて脳の電気的活動を調べます。すべての患者さんで実施されているわけではなく、MRIの導入以来行なわれることは少なくなってきました。