MSの診断
小脳機能の検査

小脳は体のバランスをとっています。小脳が障害されるとめまいがしたり、体のバランスをとることができず片足で立っていられなくなります。そのため小脳の異常を検出するには、複数の検査があります。最も簡単な方法では、患者さんに直線上を歩いてもらい、どの程度まっすぐに進むのか注意しながらその歩行を観察します。

指鼻試験では、患者さんは目を閉じ、手を体の脇から大きな輪を描くように動かし、最後に指で鼻に触るようにします。

最後に、患者さんを横にして踵膝試験が実施されます。神経内科医は右の踵を左の膝の上に置き(またはその逆)、踵をゆっくりと足に向けて下向きに動かすよう指示します。この試験によって協調運動の機能と距離を判断する能力(距離測定障害)を調べます。重度の距離測定障害では踵が行き過ぎて膝に当たらなかったり、脚に沿って動かすときに大きく揺れて最終的にコントロールできずに、足を通り過ぎたりします。