MSの診断
感覚機能の検査
感覚機能の検査
運動機能の検査により障害の程度を診察した後に、感覚機能が検査されます。感覚機能の検査では他の神経変性疾患である可能性を除外できるため、MSの鑑別診断において重要な項目です。感覚障害は他の神経疾患ではみられないのに対し、MSではよくみられる初期徴候です。身体の片側だけに発現したり、両側の手足に発現したりします。このような症状は患者さん個々によって異なります。

MSに多い初期の感覚障害の徴候は、温度感覚と振動感覚の喪失です。振動感覚は足の親指の上に置いた音叉を用いて検査されます。正常な反応は ブンブンうなっている とか 電気のよう という表現です。ブンブンうなる感覚がない、または別の感覚があるなど、この検査での異常な徴候は脊髄内の病変を意味することがあります。